往復割引を利用する時、乗車券と特急券は別で購入できるか?
乗車券と特急券の別購入は全く問題ありません。
そもそも、往復割引の制度は「乗車券」が割引になる制度で、特急券については全く関係ありません。
往復割引は、一定の距離以上の乗車券を同時に往復分購入すれば適用されます。
通常、往復割引の適用を受けようと思えば、往復の乗車券と特急券を同時に購入する方が多いと思いますが、別で買った方が気が楽な場合もあるでしょう。
では、どんな時に乗車券と特急券を別で購入すればいいのでしょうか?
乗車券と特急券を別で購入するケース
1.帰りの日時が決まっていない場合
例えば、目的地へ行って帰ってくることはわかっていても、帰りの日時が確定しない場合など。
行きの特急券は購入できても、帰りの特急券が買えない場合があります。
自由席を利用する場合は問題ありませんが、指定席利用の場合、後から指定したい場合もあるでしょう。
そんな時には、往復の乗車券だけを買っておいて、後から帰りの特急券を買えば、普通に新幹線に往復割引料金で乗ることができます。
ただし、往復割引には、有効期限が決まっているので注意も必要です。
帰りの日にちが有効期限を過ぎると、その切符は利用できません。
(有効日数についてはこちらのページを参考にしてください。)
2.途中下車する場合
一旦途中下車する場合でも、往復割引を利用することができます。
例えば、東京から山口を往復する時、名古屋や大阪で途中下車し、再度目的地へ向かうこともできます。
その際、途中下車した後の時間が読めない時は、次の列車に乗車する直前に特急券を購入すれば、また普通に新幹線に乗ることができます。
こんな時も、「特急券は後で購入」した方がいいかもしれません。
料金的には、お得なきっぷや格安新幹線ツアーの方が安いですが、途中下車はできません。
それに対して、「途中下車もできる」という点が往復割引のメリットの一つです。
途中下車の予定もなく、帰りの時間を決めてしまっても問題ない方は、往復割引より格安な新幹線往復方法も解説していますので参考にしていただければと思います。
移動の都合と料金のどちらも考慮して、利用するチケットを決めるといいですね。